以前 産経新聞で取り上げられていた書籍です
講評に惹かれ 早速手にして読みました

作者のヌアラ・ガードナー氏は 自閉症児の教育を支援する団体で活動中の方で
現在 スコットランドに在住されています

自閉症について 深く・鋭くでも 愛を持って書かれています
自分の殻に閉じこもっていた幼いディールは 両親さえも拒否し続けていた処に
無条件で 彼を受け入れてくれる相手が 現れるのです
それが 子犬のヘンリーです
その後 ディールは ヘンリーとだけは意思の疎通ができる様になるのです
そして 少しずつ 社会に羽ばたける様に 導いて行くのもヘンリーです

此処では 動物に秘められた才能の素晴らしさと無償の愛
作者の母親の生き方にも 感動させられます
常に前向きに 何事にもめげず 立ち向かっていく中で 自分のライフワークを見つけていくのです

立ちはだかっている壁を乗り越えてこそ
生きるべき道が開けてくる・・・全てに当てはまる 説得力のある力強いメッセージです

しかし 動物の死は 早いです
其処で 自分以外には目もくれず暴れていた重度の自閉症児だったディールとは思えない行動に・・・

ありがとう、ヘンリー―自閉症の息子とともに育った犬の物語ありがとう、ヘンリー―自閉症の息子とともに育った犬の物語
(2008/08)
ヌアラ・ガードナー

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最後巻末で 幼いころの気持ちと今日に至る過程について ディール自身が解説をしています
「解決出来ない事は何もない 諦めないで」
作者のメッセージが随所に書かれています

ノンフィクションの素晴らしさを感じました


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